こたつとは
こたつとは、日本の冬を制圧する究極の暖房家具である。テーブルの下にヒーターを仕込み、布団で覆うことで、下半身を優しく包み込む魔法の装置だ。一度入ると出られない「時間泥棒」としても有名。
人類VS寒さの最終兵器
こたつは戦国時代に起源を持つと言われ、当時の武士たちも「戦よりこたつが欲しい」とつぶやいていたかもしれない。現代では電気式が主流で、温度調節機能付きのものも登場。しかし、どんなに進化しても「強」設定にすると必ず足が低温やけどするというジンクスは変わらない。
家族の絆を破壊する装置
一見、家族団らんの象徴のように思えるこたつだが、実は「どっちが足を伸ばすか」で暗闘が繰り広げられる戦場でもある。父親が新聞を広げたら終了──その日は誰も足の自由を奪還できない。更に猫が参戦すると、人間は完全に領土を失う。
生産性のブラックホール
「こたつで作業しよう」と考えるのは、砂漠でアイスクリームを保管するのと同じぐらい現実的でない。5分後にはみかんを食べながらテレビを見て、気づけば昼寝している。企業がリモートワーク導入時に「こたつ禁止令」を出したという噂は、あながち嘘ではなさそうだ。
冬の終わりの悲劇
3月になると「そろそろ片付けよう」と言いながら、5月まで延長するのが国民的習慣。しまい忘れたこたつからは謎のホコリが発生し、「これは去年の私のやる気では?」と哲学的な問いを投げかけてくる。
こたつ依存症からの脱出法
こたつから抜け出す唯一の方法? 春を待つしかない…と思いきや、実は「みかんを食べ尽くす」という裏ワザが存在する。ただし、その瞬間にまた買い足しに行くのが人間の性である。
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