野球とは
野球とは、9人がグラブをはめてボールを追いかけ、「なぜこんなにルールが細かいのか」と初心者を困惑させるスポーツである。基本的には投手が投げた球を打者が打ち、塁を回って点を取るシンプルなゲーム……のはずなのに、なぜか「インフィールドフライ」や「ボーク」といった謎の用語が跋扈する。
人類最大の暇つぶし
野球は元々、19世紀のアメリカで「どうせ時間は余ってるんでしょ?」という発想から生まれたらしい。試合時間は平均3時間以上で、特に延長戦になると「これは罰ゲームか?」と思うレベル。サッカーやバスケットボールと比べて「動いてる時間」が圧倒的に少なく、観客はポテトチップスを食べながら「次のプレーはいつ?」とイライラする。にもかかわらず、ファンは「待ち時間も含めて楽しむのが粋」と主張する。奇妙なこだわりである。
データ分析マニアの楽園
近年の野球は「統計学の授業」と化している。「打率.287と.291の差は人生を変える!」と熱弁するアナリストや、「この投手は月曜日の雨天時に限って変化球の回転数が1.2%低下する」とレポートするマニアが出没する。そのくせ、肝心の試合では「エラーして逆転」という原始的な展開が起きるのだから皮肉なものだ。
野球あるある裁判
野球には「審判の判定が絶対」という不文律があり、ビデオ判定でさえも「結局アウトでしょ?」という謎の結論になることが多い。そしてファンは「うちのチームだけなぜ?」と毎年同じ愚痴を繰り返す。さらに観客席では「審判、目ェ開けて見ろ!」という伝統的な応援(罵声?)が飛び交い、まるで中世の公開処刑場のようである。
野球あるある倫理
野球は「忍耐と理不尽を学ぶ教材」と言えるだろう。3割打てれば一流と呼ばれ、70%は失敗してもヒーローになれる。これは人生の縮図かもしれない……と思ったら、次は「4時間かけて引き分け」の試合が待っている。そんな時は「ま、ビールでも飲みながら見ようぜ」と開き直るのがプロの流儀である。
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