マラソンとは
マラソンとは、42.195kmを走る人類の自虐的イベントである。古代ギリシャの伝令兵に由来するとされ、現代では「健康のため」と称して週末に市民ランナーが道路を占領する現象を生み出した。
人類の謎の儀式
なぜ42.195kmなのか? 実は1908年ロンドン五輪で「王室の観覧席から見やすい距離」とされ、その後正式化された。つまり、王族のご機嫌取りが現代の苦行の基準になったわけだ。ちなみに、フルマラソン完走者の約0.1%は「楽しかった」と嘘をつくという調査結果がある(※筆者調べ)。
市民ランナーの生態
マラソン参加者の80%は、スタート直前に「練習不足だった…」と後悔する。残り20%はSNS用の写真を撮るためだけに参加する。給水所では「スポーツドリンクよりビールがいい」と本気で思う中年男性が必ず1人は現れ、救護テントは「靴擦れ」より「食べ過ぎ」の被害者が多い。
グッズ商法の罠
「サブ4達成!」と宣言する人々は、10万円のランニングウォッチと3万円の圧縮ソックスに支えられている。専門店では「酸素を取り込みやすくする」と称する5千円の靴下が売られるが、普通の靴下で走っても酸素は取り込める。ただの「自己満足タックス」として経済効果は抜群だ。
ゴール後の変貌
フィニッシュ直後の人々は、まるで戦場帰りの英雄のような顔をする。実際に走ったのは自分なのに、なぜかメダルを家族に自慢する。そして翌日、「二度と走らない」と誓いながら、次の大会の抽選に申し込むのである。
痛みと栄光のループ
マラソンの真のゴールは、足のマメと「またやりたい症候群」を同時に獲得することである。あなたも今日から「完走すれば痩せる」と自分に嘘をつきながらトレーニングを始めよう!
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