タブレット進化論〜古代の粘土板から現代の“Netflix専用機”へ〜

タブレットとは

タブレットとは、スマホとノートPCの間に挟まれた「どっちつかずの優等生」である。画面をタッチして操作できる薄型デバイスで、ネット閲覧から動画視聴までこなすが、仕事では「まあまあ」、遊びでは「そこそこ」という微妙な立ち位置が特徴だ。

進化の迷子

タブレットは、人類が「スマホでは小さいし、PCでは重い」と悩んだ末に生まれた妥協の産物である。iPadが登場した時、世間は「これで何をするんだ？」と困惑したが、今ではソファでダラダラするための最高の相棒となった。ちなみに、タブレットを買った人の80％は最初の1週間で「電子書籍を読むぞ！」と意気込み、結局YouTubeを見続けるという調査結果がある（※調査対象は筆者の友人3名）。

家族の争いの種

一家に一台タブレットがある場合、それは必ず「誰が使うか」で争いが起きる。子供はゲーム、親はネットショッピング、祖父母は「画面が眩しい」と文句をつける。そして、充電器はなぜかいつも行方不明だ。

仕事のフリ道具

ビジネスシーンでは「タブレット持ってるとカッコいい」効果がある。会議でタブレットを開けば「デジタル化してますアピール」ができるが、実際はメモよりTwitterをチェックしていることが多い。また、タブレットスタンドを買うと「本気モード」になった気分になれるが、結局スタンドの上でホコリを被る運命にある。

タブレットあるある

タブレットは「便利そうで、実は微妙」というジレンマの象徴だ。でも、いざないと「あの時タブレットがあれば…」と後悔する。つまり、人類はまたしても「なくても困らないけど、あるとちょっと嬉しい」ものに課金してしまったのである。