こたつとは
こたつとは、日本の冬を謳歌するための合法的な「動かなくなる装置」である。テーブルの下にヒーターを仕込み、布団で覆ったこの装置は、一度入ると出られなくなることで有名。
冬の魔性の罠
こたつは「少しだけ温まろう」という軽い気持ちで入り、気づくと3時間経過しているというタイムワープ現象を引き起こす。特にミカンを食べ始めたら終わりで、皮の山ができる頃にはすでに夕方。「もう少しだけ」が無限ループするのは、こたつの持つ暗黒魔法のせいだ。
家族の絆(?)を試す装置
こたつは家族の団らんスポットとしても機能するが、足の陣取り合戦になりがち。父の足が独占的に伸び、子供は隅っこで縮こまる…という光景は日本ならでは。しかも、誰かが「こたつで寝ると風邪ひくぞ」と名言を吐くのに、全員が無視するのも伝統だ。
進化の歴史は人間の怠惰の歴史
こたつは室町時代から存在し、当初は炭火を使っていた。現代は電気式が主流で、転倒時に自動OFFになるなど「こたつから抜けられない人類」への配慮が進化。でも、リモコンが手の届かない場所に転がる仕様は未だに改善されていない。
実は省エネの味方
こたつは局部暖房のため、エアコンより電気代が安いという意外な事実がある。ただし、「こたつでゴロゴロ節約したお金で、無駄遣いする」という皮肉な因果律も付属。
こたつアドベンチャー
こたつから脱出できる人間はいない…と思ったら、春が来るまで諦めよう。とりあえず、ミカンをもう一つ。
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